行動を促す言葉掛けのコツ 〜ある保育園で学んだこと④〜
ある保育園で学んだことシリーズ第4弾!
テーマは
「行動を促す言葉掛けのコツ」
始めに、、
ご飯の前になかなかお片付けをしない。
トイレの後にパンツを履かずに走り回る。
日常の中には「早く〇〇しなさーい!」
と言いたくなる場面が沢山ありますよね。
以前こんな記事も書きましたが、、
今日は更に言葉掛けについて掘り下げて、、
行動を促す時の言葉掛けのコツをご紹介♪
言うことを聞いてくれない理由
子どもたちはどうして親の言うことを
聞いてくれないのでしょう??
その理由を考えれば、
効果的な言葉掛けがきっとできる!
理由①聞こえていない
子どもって集中すると、
周りの音が耳に入らなくなりますよね。
「お片付けしてー」
と子どもの後ろ姿に言っても、
当の本人には全く届いていないのかも。
理由②意味が分からない
月齢が低いと、この確率が高い!
「お片付けしてー」
と言っても、お片付けって何!?みたいな。
「走っちゃダメ、歩いて!」
と言っても、歩くって??みたいな。
きちんと聞いてはいるものの、
意味が分からなければ行動に移せません。
また、よく使われるのが
「ちゃんとして」「しっかりして」
などの曖昧な言葉。。
これも子どもには理解できませんから
行動に変化を期待するのは難しいでしょう。
理由③できない又は面倒くさい
「○○してー」と言われても
それができない、または自信がないと
積極的にはやろうとしませんよね。
部屋中に散らかったおもちゃを片付けるって
大人でも大変!
子どもから見たら更に大変そうに思えて、
「できなーい」「やりたくなーい」と。
(まぁ出したのは自分なんだけど、笑)
言葉掛けのコツ
では、上の理由に沿って
その解決策と言葉掛けのコツをご紹介♪
コツ①目を見てゆっくり、はっきり伝える
目を見て声を掛けるだけで
伝えたいことが伝わりやすくなります。
子どもが聞き取りやすいように
ゆっくり、はっきりと伝えてあげましょう!
それでも聞こうとしない子には、、
目を見て、名前を呼びながら
胸をトントンと軽く叩いてみて下さい。
胸に圧がかかると、意識がそちらに向き、
言葉が頭に入りやすい瞬間が生まれます!
(くれぐれもイライラして強く叩かないように、、)
コツ②具体的な言葉で伝える
お片付けとはどういうものなのか、
歩くとはどういうことなのかが分かるよう、
具体的な言葉で伝えましょう。
「おもちゃを箱に入れてお片付けしよう。」
「いち、に、ってゆっくり歩こうね。」
具体的な言葉掛け、、というのは
慣れていないと難しいかもしれませんが
意識するだけで、だんだんとできるように
なっていきますよ。
コツ③段階を踏んで伝える
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
例えば、、
部屋中のお片付けをしてもらいたい時には
「まずブロックを箱に戻そうね」
「次はぬいぐるみを箱に戻そうね」
といった具合に。
1つ1つステップを踏んで進められるよう
言葉掛けで誘導するイメージです!!
お着替えをしてもらいたい時にも
「ここを引っ張ってごらん」(脱ぐ時)
「ここを持って頭に被せるよ」(着る時)
と、細かく段階的に言葉掛け。
まとめ
なかなか言うことを聞いてくれないなー
という時、どうして聞いてくれないのかを
少しだけ考えてみて下さい。
お子さんにすぅーっと届く言葉のヒントが
その中に隠れているはず!
子どもに行動を促す時の言葉掛けのコツ、
ぜひ試してみて下さいね。